ストレスを受けたとき人は、それをなんとか解消しようとします。
そのストレスの処理パターンを【コーピング】と言います。
心理学者のラザルスとフォークマンは【コーピング】を大きく2つに分類しました。
【問題焦点型コーピング】と【情動焦点型コーピング】です。
【情動焦点型コーピング】に類するものとして、他に【反芻思考型コーピング】と【抑圧的コーピング】というのもあります。
名称ばかり羅列してもわけがわかりませんが、ようするにストレス処理のパターンには、4種類あるということです。
そして、このどのパターンをとるかによって、ストレスから早く抜け出せたり、逆に、ストレスを抱え込んだまま抜け出せなくなってしまったりするのです。
いわゆる「ストレスに強い」「弱い」というのは、この【コーピング】のパターンによっても決まります。
今のあなたが、なぜか気分が暗くて仕方ないとしたら、それは【コーピング】のパターンに問題があるせいかもしれません。
ストレスをうまく解消できないと、だんだんとうつ状態におちいってしまうのです。
ストレスは避けられないものですから、ストレスを受けたときに、適切な【コーピング】をすることが大切です。今は不適切な【コーピング】をしている人も、変えようと意識することで、適切な【コーピング】に変えていくことができます。
今の自分の【コーピング】のパターンを自覚して、目指すべき【コーピング】のパターンを知りましょう。
それについては、選択肢ごとの解説で。
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